不妊治療の保険適用は2022年4月から始まり、当時私もその恩恵を受けることができました。
しかし、実際蓋を開けてみると、窓口での支払いでは総額、約40万円もの金額が必要に。

個人病院ではクレカNGのところもあり、
「今日は何円かな」と毎回ドキドキしていました。
- 詳しい治療費の内訳はこちら⇒保険適用後の不妊治療総額【体外受精まで】
私は3か所の病院を渡り歩きましたが、病院によって料金形態がバラバラなのも、毎回不安に感じた点でした。
今回は、そんな【不妊治療の支払いのリアル】について、実際に患者の目線から感じていたこと、
また、当時こんな制度があったら使いたかった、【不妊治療をサポートするローン制度】について細かく解説します。
一度の支払いで10万越えも【明細を渡される恐怖】
私は、13週での稽留流産を経てから、本格的に不妊治療を始めました。
タイミング法 → 人工授精(AIH) → 体外受精(IVF)とステップアップしていく中で、
不妊治療で総額かかった金額は、先ほど触れたように約40万円。
これが、1年間の中でどういうペースで請求されると思いますか……??

毎月約3万円って感じ?

違います!
実際は、保険適用外になった治療もあり、最高で10万円支払った月も。
つまり、かなり波がある。
不妊治療が保険適応になったおかげで、保険に入っておられる方は、保険金がおりる場合もあります。
また、保険組合の付加給付が使える場合も、一定額の戻りがあるでしょう。
しかし、それはあくまで数か月後の話しです。
思っていたよりも金額が多かった日は、

すみません……!コンビニでお金を降ろしてきます
と平謝りし、病院を走って出て行ったこともありました……。

不妊治療って、どうしてこんなにお金がかかるの?
不妊治療にかかる金額は、人によって本当にさまざま。
私のように総額で約40万円という人もいれば、数回の体外受精で100万円を超える人もいます。

なぜならば、全ては「その月の体調次第」だからです。
注射の効き具合、卵の育ち具合、受精結果は、治療を進めていかなければわかりません。
不妊治療・各治療でかかる金額目安【私の体験】
具体的な金額目安としては、このような形です。
- タイミング法(保険適用):通院費+薬代で1回3,000円~。1周期で10,000円前後
- 人工授精(AIH):1回につき約1万円程度。(事前の卵胞チェックは約3,000円/1回)
- 体外受精(IVF):採卵や培養、移植など1回あたり10万円~
加えて、治療前の風疹予防接種、夫婦での事前検査、サプリ代金、交通費も毎回かかります。
そして、とても厄介なのが 「現金払いのみ」のクリニックが未だにある ということ。


手数料を払いたくない、個人経営の病院は多いです。
私が通っていたクリニックも個人経営で、クレジットカードが使えず、まとまった現金が必要でした。
この「手持ち資金の管理」が、精神的にも結構プレッシャーだったなと思います。
お金の不安とどう向き合う?知っておいて損はない“資金の選択肢”
私自身、もしまた不妊治療をすることになったら、真剣に検討したいと思っているのが
「不妊治療のサポートローン」です。

使う使わないは別にしても、この制度があると知っているだけで、
- 想定よりも高額な請求書をもらったらどうしよう
- 治療が高額だから最初から諦める
こういった心配はなくなるなと思います。

不妊治療を始めるor今取り組んでおられる方は、知識として知っておこう。
選択肢が増えるのは、メリットしかないから。
不妊治療サポートローンのメリット

申し込みはWeb完結・来店不要。忙しい人でも安心
通院と仕事の両立でバタバタしている時期でも、24時間ネットから申し込み可能。
書類もすべてWebで提出できるので、通院の合間に手続きが進められます。
コンビニATMで必要なときだけ借りられる
「次の診察でいくらかかるか分からない…」というときにも、治療中(元金据置期間)ならゆうちょ銀行やコンビニATMで引き出しが可能。
駅近くに病院があることが多いので、コンビニATMが使えるのはかなり便利◎
クレジットカードの分割・リボ払いより低金利。使い分けで安心感
治療費はローンで、日常生活の費用はクレカで、と支払いの流れを分けておくと、予算管理もしやすくなりそう。
逆にデメリットも。こんなことに気をつけて!
メリットもたくさんある【不妊治療サポートローン】ですが、私が感じた要注意な点はこちらです。

クレカ払いなら貯まる【ポイント】はつかない
もしクレカ払いがOKな病院であれば、クレジットカード会社のポイントを貯めるのも一つの手段ですよね。
サポートローンの場合は、ポイントはつきません。
金利負担・返済スケジュールは大丈夫?
治療が成功して赤ちゃんが誕生すると、もっとお金が必要になるので、計画的に返済していく必要があります。
ちなみに、手元の資金に余裕がある際は、いつでも無料で繰り上げ返済が可能。
治療に目途がついたら、計画的に返済を進めましょう。
最後に:治療のこと、お金のこと、選択肢は増やして前に進もう
不妊治療は、頑張れば成果が出るものではなく、金銭的・心理的負担も大きいため、
心が折れそうになる瞬間がたくさんあります。
「このお金があったら、旅行に行けたし、美味しいご飯も食べれたな……。」
私は、過去何回もこのように気持ちが落ち込んで、人生の中でかなり闇に落ちた期間だったと思います。
それでも、自分が治療を続けたい間は、諦めずに通院をしておいた方が絶対に良いです!


こんな方法もある、諦めなくても良いんだ、と知っておいてくださいね。
不妊治療サポートローンは、今すぐ使わなくてもいいんです。
でも、「知っている」ことで、少しだけ気持ちに余裕をもって、通院を継続していただければと思います。
この情報が少しでも参考になれば幸いです。
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体調次第で通院回数が前後するため、
同じ治療でも毎月金額は変動します。要注意!