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不妊治療期間総まとめ【実際にかかった費用はいくらだったのか】

不妊治療費用

2022年4月から不妊治療の保険適用が始まり、2年以上が経ちました。

私は、2022年2月から不妊治療クリニックに通い始めたので、治療中のほとんどの期間が保険適応となりました。

苺

今振り返っても、大変有難い制度の改変でした。

今回は、不妊治療クリニックの門を叩いた2年前までさかのぼり、そこから初めての妊娠→流産→人工授精→体外受精とステップアップし陽性判定をいただいた期間の【全ての費用】をまとめたいと思います。

不妊治療クリニック初診から初めての妊娠まで

2021年に結婚したときから、半年間授からなければクリニックに行ってみよう!と決めていた私。

半年間はあっという間に過ぎ、近隣で一番有名な不妊治療クリニックに予約を取りました。

初診のときにドクターから言われたのが……

大分早めに来てくれたんだね!そんなに焦らなくても良いのに(笑)

との軽い一言でした( ゚Д゚)笑

「まだ結婚して半年だし、若いから大丈夫だと思うけどね~」と言われながらも、心配性な私の初めての妊活がスタートしました。

  • 夫と妻の初期検査(AMH測定、風疹抗体検査など)
  • 卵胞チェック
  • 排卵誘発剤

多嚢胞卵巣症候群気味だった私は、注射や服薬でホルモン治療をしていただき、3周期目で妊娠することができました。

この期間にかかった費用……4万3千円

足踏み期間。流産手術から転院まで

陽性判定に喜んだのも束の間、初めての結婚記念日の1週間前に流産が判明しました。

心拍が確認できて、成長スピードも問題がなかったので、青天の霹靂でした……。

13週を超えていたので、胎児の染色体検査もお願いをし、一泊2日で手術を行いました。

  • 流産手術(吸引法)
  • 入院費
  • 胎児染色体検査費用

その後、お休み期間を挟んで再びタイミング法やホルモン治療を続けますが、全くもってうまくいかず、暗黒期間に突入します(今思えば、ストレスもあったのかな)。

考えるアイキャッチ画像


そんな中で、夫の海外赴任の話しが急浮上。。。

もともと出張も多く、チャンスを逃す月も多かったので、この機会に思い切って転職をし、他県に引っ越すことに。

流産がなければ、夫の転職もなかったと思います。夫婦にとって、かなりのターニングポイントになりました。

この期間にかかった費用……17万円(うち、流産手術に関する費用12万円)

人工授精にステップアップ

転院後、まだ行っていなかった検査を行いながら、人工授精にステップアップしました。

  • 卵管造影検査(激痛でした。涙)
  • タイミング法数回・人工授精 2回
  • 卵胞チェック、ホルモン検査など

タイミング法と2回目の人工授精が終わったタイミングで、流産手術から丸一年が経過していました。

私の精神状態も限界だったので、もう体外受精をしたい!!!早くステップアップしたい!!!と先生にお願いし、いよいよ体外受精に進むことになりました。

自分の直感を信じて、早めに決断して良かったと今は思っています。(こと妊活は、時間に限りがあるので焦っちゃいますよね)

この期間にかかった費用……4万4千円

※葉酸など、私と夫の各種サプリ代金も含めています↓

いよいよ高度不妊治療の領域へ

自己注射と、頻繁な通院の日々が始まりました。不安もありましたが、一度決めたからには突き進むしかない!!!と思っていました。

夫も可能な限り通院に付き添ってくれ、夫婦二人三脚で頑張った期間でした。

  • アンタゴニスト法(高刺激)
  • 採卵手術(静脈麻酔・日帰り)
  • 体外受精→受精卵凍結
  • 約1か月後に移植術

体外受精の内容はてんこ盛りなので、また別の記事で詳細はまとめられたら……と思いますが、一度目の採卵手術で取れた凍結卵を使い、妊娠することができました!

ふたを開けてみると、受精率が悪かったので、ステップアップして良かった……とつくづく思いました。(一度目の妊娠は、ある意味奇跡だったのだなと気づく)

この期間にかかった費用……12万円(高額療養費制度あり)

全ての治療期間の合計金額

以上をまとめると、不妊治療の医療費総額は37万7千円でした。

これだけ見ると高額だと感じられる方が多いと思いますが、私は20代の頃から医療保険に加入していました。

流産手術・人工授精・体外受精に保険が適用となったほか、夫の健康保険の「付加給付」が体外受精の際には適用になり、合計32万円のお金が戻ってきました。

つまり、子どもを一人授かるまでにかかった費用の実質負担額は、約5万円ということになります。

不妊治療が保険適応になったからこそ、

①医療費の限度額申請ができた
②健康保険の付加給付の対象になった
③医療保険の保険金を受け取ることができた

この三点がとても大きかったです。

これから不妊治療をされる方に伝えたいこと

医療保険や限度額適用認定証でお金が戻ってくるのは、治療を受けた後の話しになります。つまり、

1年以上不妊治療に取り組むと、ざっくり40万円程度のお金が窓口での支払いで必要になる。

ということです。

私は、通院時間の捻出に加え、金銭面の負担に関して「申し訳ない……」と思う瞬間もありました。

ですので、医療保険でお金が戻ってきたときは本当にホッとして心の負担が少しだけ減りました。

保険屋の回し者(?)でも何でもないですが笑、不妊治療に入る前に!健康な状態のときに!医療保険に加入しておくことを心からおすすめします!!

やはり、お金がなければ治療もできませんし、精神的にもプレッシャーがかかります。

一人でも多くの女性が、治療に関わるストレスをうまくコントロールしながら、自分の体と向き合えるよう願っています。

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