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流産後に読んで、救われた本の話し

6~7人の女性に1人は経験するとも言われる「流産」ですが、私が妊娠13週で初めて初期の流産を経験したときは、人生で一番のショックを受けました。

パートナーと話すことでも悲しみは分かち合えますが、今回紹介する下記の本を読んだことは、私自身前を向く大きなきっかけとなりました。
どなたかの参考になりますように。

『ママ、さよなら。ありがとう』池川明

『ママ、さよなら。ありがとう 天使になった赤ちゃんからのメッセージ
こちらの本は、流産・死産を経験した方、また人工中絶を選んだ方向けの内容になっています。
※一般的な「胎内記憶」のお話しは、後述する『おなかの中から~』を読むことをおすすめします。

この本の中では、

  • 流産や死産を経験したお母さんが受け取った、赤ちゃんからのメッセージ
  • 流産になる運命でも、赤ちゃんがお腹に宿る意味

など、実際の体験談を基に様々なエピソードがまとめられています。

この中で私がハッとしたのは、「流産を知らせてくれる赤ちゃん」というエピソード。
流産する赤ちゃんの中には、早い段階で心の準備をさせてくれる子もいる、というお話しでした。

私自身も、赤ちゃんが亡くなった頃に今までとは違う「不安」「恐れ」のような感情を抱いたことがあり、病院での宣告を受けたときはショックを受けつつも、

苺

あぁ……やっぱりそうなんだ……。

と思う気持ちもあったので、とても納得させられました。

また、「次に生まれてくる赤ちゃんと子育ての話し」も考えさせられました。

私もついつい、流産した赤ちゃんに戻ってきてほしい……、生まれ変わりだと良いな……、と考えてしまいがちですが、

魂は同じだとしても体は違うから、別の赤ちゃんと思って目の前の子を可愛がらなければならない。

この子もいなくなってしまうのかな……と不安になったり、前の子にしてあげられなかったことを嘆いたりしない、という言葉が深く印象に残りました。

このほかにも、実際の妊婦さんのエピソードを基にしたお話しの数々は説得力とあたたかみがあり、孤独感を抱えていた当時の私には、大きな救いになりました。

辛い経験をしたのは自分だけではない、というのは頭では分かっていたのですが、実際にこの本を読むまでは、どうしても「なぜ私ばかり……」という思考になっていたかと思います。

流産や死産をご経験をされた方には、ぜひおすすめしたい一冊です。

全ての「命」には意味がある。流産・死産をした赤ちゃんから受け取ったメッセージ
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『おなかの中からママとパパを見ていたよ』池川明

『おなかの中からママとパパを見ていたよ 心がホッとする胎内記憶の軌跡
こちらの本も、『ママ、さよなら。ありがとう』と同じ著者の方が書かれています。

著者の池川明さんは、産婦人科医として実際のお産にも携わられているのですが、そこで関わった子どもたちが2~3歳になった時に喋り出した「胎内記憶」をベースに本をまとめられています。

特に、私の心に残ったエピソードは2つ。

  • 赤ちゃんが、お空の上からお母さんを選んでいるという話し
  • 流産や死産になった赤ちゃんも、たとえ短い期間であっても目的を持ってお腹に宿るという話し

この2つのエピソードを読んだ後、もしかしたら私たちの赤ちゃんも

赤ちゃん
赤ちゃん

あのお父さんとお母さん、いつも仲良く笑っていて楽しそう!

と思ってやってきてくれたのかな……?と思ったり。

はたまた、

赤ちゃん
赤ちゃん

お母さんが妊娠できるか不安そうだから、「大丈夫だよ!」って教えてあげなきゃ!

と思って、使命をもって来たのかな……とも思ったり。
もちろん、何の根拠もないのですが(汗)、上記のエピソードを読んで心がとても安らぎました。

普段、スピリチュアルな世界はあまり受け付けない私ですが……(ごめんなさい)、「胎内記憶」という様々な家庭のお子さんが話し出すエピソードでこんなに気持ちが慰められるとは、想像していませんでした。

こちらの書籍は、胎内記憶のエピソードを広くまとめられていますので、流産や死産を経験された方だけでなく、すでにお子様がいらっしゃる方にもとてもおすすめの内容になっています。

お子様の年齢が2~3歳であれば、胎内記憶を話し出す年にもぴったり当てはまりますので、この本を読んだ後でいろいろと質問してみるのも面白いかもしれませんね。

子どもたちが教えてくれた、心あたたまる命のメッセージ。
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最後に……

今回は、流産後に読んで私が救われた本についてまとめてみました。

もちろん、読むだけで何か状況がすぐ変わるわけではありませんが、心が慰められたり、新たな気づきを見つけたりすることができるのではないかと思います。

また、流産後体調がなかなか優れず、お出かけに行く気になれないという方もいらっしゃると思います。(私もそうでした)

そういった時に、ご自宅にいながら気分転換をする手段として、こういった書籍を読むのも一つの方法なのかなと思います。

辛い経験をされた女性が、少しでも早く前を向くきっかけが掴めることを願っております。

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