がっつりインドア派な私ですが、図書館だけは2週間に1回欠かさず通って、いつも7~10冊の本を借りて読書を楽しんでいます。
今回は、ここ3年で読んだ約500冊の中から、これは面白かった・勉強になったなと思う作品を厳選!
第1回目(勝手にシリーズ化を計画している)は、妊活中の方向けの「おすすめ本」について語りたいと思います。紹介する3作品中、2作品はマンガなので、最近活字離れしている……という方も大丈夫です^^!
おかあさん、お空のセカイのはなしをしてあげる!胎内記憶ガールの日常
以前アンビリバボーで放送されて、各種SNSも展開されているので、どこかの媒体で目にされている方も多いかと思います。
これまで、私は胎内記憶と言えば、産婦人科医の池上先生の本を読んできたのですが……。
池上先生の本は文章で書かれている分、頭の中でそれを映像に変換するには「ワンクッション」必要でした。
こちらは、全編マンガになるので
- 赤ちゃんがお腹にやってくるまでの過程
- お空に戻っていく理由
- 天国に帰るときの戻り方
が視覚にガツーンと入ってきて、かなり情報が受け取りやすくなっているかと思います。
そして、何よりすてきなのが、主人公『胎内記憶ガール』のひぃちゃんの考え方。
作品の中に、流産を何度も繰り返してしまう女性について、お母さんがひぃちゃんに尋ねたエピソードがあります。
普通は、「流産」=「悲しいもの」というイメージで大人は固定されていますよね。
でも、そのときにひぃちゃんが投げかけてくれた言葉が本当にあたたかくて……。
発想の転換、プラス思考って大事だなぁと思いました!
マンガ全編を読み終わった後、比喩ではなく本気で!!!心がポカポカとあたたかくなった~と思える作品です。
胎内記憶については、科学的根拠がなく、スピリチュアルな感じがして受け付けない方もいらっしゃると思います。
私は、漫画の冒頭のこちらの言葉が印象に残っています。
有る人には有る世界で無い人には無い世界 それでいいと思います。
おかあさん、お空のセカイの話しをしてあげる!より
もしかすると……本当は「無い世界」かもしれません。
誰にもわかりませんが、私がお別れをした赤ちゃんは、この「有る世界」で生きていてくれると良いな……と思いました。
「妊活をこれから始める予定!」「今まさに今頑張っています!」という方はもちろん、流産・死産のご経験がある方にも寄り添った内容になっています。
妊活中、優しいエピソードでほっと一息つきたいときにぜひ読んでみてください。
胚培養士ミズイロ
不妊治療専門の病院(体外・顕微授精も対応可能な病院)には、医師や看護師のほかに、「胚培養士」という方がいらっしゃいます。
胚培養士とは……大学病院や産婦人科の医師の指導の下で、顕微授精や体外受精などの生殖補助医療を行うことを業務とする医療技術者である。(Wikipediaより)
不妊治療がクローズアップされるようになったからこそ、今やっとスポットライトが当たった職業ではないかなと思います。
こちらの漫画は、「胚培養士」と「病院にやってくる個々の事情を持った患者たち」が織りなす物語になっています。
- 不妊治療でぶち当たる壁のリアル
- 胚培養士の仕事の奥深さ
- 全編を通して、生命誕生の神秘を感じる
個人的には、上記のポイントが非常に印象的でした。
一つひとつのエピソードが骨太で、とても考えさせられる内容です。雰囲気としては、「コウノドリ」に近いものがあるかもしれません。
私は、体外受精にステップアップする前に『胚培養士ミズイロ』を読んだのですが……。
「胚培養士さんはこんなに大変な仕事をしてくださっているんだ……」と驚くとともに感激し、写真で見る受精卵に対する思い入れが一段と増したのを覚えています。
また、これから奥様が不妊治療のクリニックに通い始める、という旦那様にもぜひ読んでほしい漫画ですね。
実際に、私も夫にオススメして……というか、読ませました!(笑)
- 不妊治療クリニックに通院する時間を捻出する大変さ
- 治療内容(内診や手術)に対するストレス
- 女性がどのような想いを抱えながら治療に向き合っているか
こういったことが視覚情報でわかりやすく伝わるので、普段なかなか病院への付き添いが難しい男性の方にこそ、目を通していただきたいです。
ebookjapanから1巻を無料で立ち読みできますので、お時間あるときにこちらから覗いてみてくださいね!↓
うつ消しごはん
なかなかパンチが効いたタイトルですが……、安心してください!!食生活を改善していくにあたって、とても勉強になる本です。
そもそも、妊活をする上で大事なことって何だろうと考えたとき。
ですよね!!!
妊娠、出産、その先の育児にも耐えられる体でないと……、共倒れになってしまいます。
いくら自分が「妊娠したい」と思っていても、不健康な状態では体が許可してくれない、と言いますか……。ですので、健康体になるためにも食生活を整えていく、ということがまずもって優先なのです。
こちらの本の、食生活の最重要ポイントは「たんぱく質をしっかりと摂ること」。書籍の中で何度も念押しされています。具体的には……、
一日:卵3個以上+肉200g以上
が推奨なんだとか(汗)
私自身、BMIが低めで「たくさん食べる」ことが苦手なので……、正直こんなに食べられるかな?という感じでした。
でも、思い返せば初めて妊娠できたときは、きちんと3食モリモリ食べ、ウォーキングやヨガをし、とっても健康的な生活を送っていました◎
でも、そこから流産になって自暴自棄な生活になり、今まで貯めたエネルギーの貯金を切り崩して、体重は人生最軽量になってしまい……。そりゃあ、赤ちゃんがまた来てくれるわけないですよね(涙)
そんなときに、夫からすすめられたのがこの本でした。
食生活から少しずつ変えてみない??この本読んでみて!
うつ消しというタイトルにびっくりされるかもしれませんが、健康で元気な体になるためのコツがたくさん載っている本です!
- 妊活中、食生活の改善をしたい
- 健康に良い食事について知りたい
- なんか最近不調なんだよな~
という方には、参考になる内容だと思います。ぜひ一度チェックしてみてください!
最後に
インターネットの中にも為になる情報はたくさんありますが、出版された書籍を実際に手に取って読んでみると、やはり信頼性が一味違うなぁ~と思うことがあります。
妊活中、何かと不安になる瞬間が多いときこそ、自分が安心できる情報を手にいれられると良いですよね♪上記でとり上げた本が、少しでも参考になれば幸いです。