鏡開きに由来する食べ物は、おかきです。
また、2026年の鏡開きは1月11日(日)になっています。
こちらのページでは、おかきが鏡開きに由来している理由と、2026年の鏡開きの日にちについて詳しく解説します。
鏡開きに由来する食べ物は何?おかきの語源になった「鏡開き」とは

鏡開きとは、お正月に備えた鏡餅を食べる行事のことで、「鏡割り」もしくは「お供え開き」とも言われています。
【語源】鏡開きがおかきの由来になった理由
鏡開きで刃物を使うことを避けた結果、鏡餅を槌で叩いて割ったり、手で欠いたりしたことから、「かき(欠き)もち」という名前が生まれました。
「かきもち」を使って、雑煮や汁粉にして食べることはもちろん、余ったお餅は、干し餅(欠餅)や氷餅にして保存食として活用されたのです。

その「かきもち」が変化して「おかき」と呼ばれるようになったのは、室町時代のこと。
宮中で女房ことばとして使われたのが始まりとされています。(出典:おかきの語源:京あられ)
鏡開き、2026年はいつ?【一般的には1月11日(日)】
鏡開きの時期は、お住まいのエリアによって異なる場合があります。

関東など:一般的な鏡開きの時期は1月11日
2026年の鏡開きは、1月11日(日)です。
これは、関東では松の内(お正月に門松を飾っておく期間)が1月1日〜1月7日と考えられているからです。
関西などの一部地域:1月15日もしくは1月20日
関西などの一部地域では、2026年の鏡開きは1月15日(木)、もしくは1月20日(火)となります。
こちらは、関西では松の内を1月1日〜1月15日までとするのが一般的だからです。
お住まいの地域や、ご家族の習慣に合わせて実施されると良いでしょう。
鏡開きの日が地域によって違う理由:将軍の月命日が関係
地域によって鏡開きの日付が違う理由は、江戸時代までさかのぼります。
実は、江戸時代には1月20日が鏡開きとされていました。
しかし、幕府の3代将軍・徳川家光が20日に亡くなったため、月命日である20日という日付を避けるようになったそう。
上記の出来事をきっかけに、【11日の早い時期に行う地域】と【それまでの鏡開きの伝統的な日付を守る地域】に分かれたと考えられます。
鏡開きのお餅の食べ方【おすすめ献立5選】
鏡開きで食べるお餅は、そのまま食べるよりも、アレンジをしていただくのがおすすめです。
ここでは、伝統的なものから、マンネリ化を防ぐアイデアレシピまで、おすすめの献立を5つご紹介します。

①甘いお汁粉
鏡開きの定番料理その一。
甘いお汁粉は、老若男女問わず人気のメニューです。
作り方もいたってシンプル。あんこをよく煮て、鏡開きで割ったお餅を中に入れます。
寒い時期に体を温めるのにぴったりのお料理ですね。
②栄養たっぷり、お正月定番のお雑煮
こちらも、鏡開き後の定番メニュー。
鶏肉やお野菜なども含め、お正月に残った食材を一気に消費できる便利な一品でもあります。
地域によって使う食材や味付けが異なるため、その土地ならではの味や「おふくろの味」を感じることもできますね。
③塩、醤油、青のり、何でも合う!5分で完成おかき
油でサッと揚げるだけ!5分で美味しいおやつができますよ。
作り方は、鏡開きで割ったお餅を180度の油で膨らむまで揚げ、お好みに合わせて塩や醤油で味付けします。
ほかにも、青のり、塩コショウ、ガーリックパウダー、パセリ、などで味付けしても美味しいですよ。
お正月のお餅に飽きてきたころに作りたいですね。
④洋風のおしゃれアレンジ、グラタン
和風のお料理を一通り作った後は、「お餅グラタン」を作るのもおすすめです。
お餅と一緒に、しめじ、玉ねぎ、ブロックベーコン、牛乳をお鍋で一緒に煮て、最後にピザ用チーズを乗せて焼けば出来上がり。
お子様にも大人気のメニューです。
⑤ふっくらお餅ピザ
フライパンで簡単に作れます。
お餅をピザの生地に見立て、上にウインナーやミニトマト、コーン、ピザ用チーズを飾り付けます。
お餅がふっくらして、トッピングの具材がぐつぐつとなってきたら完成。
お正月の朝食や、ブランチのアレンジレシピとしてもおすすめです。
まとめ:お正月伝統行事、鏡開きが「おかき」の由来に。家族の健康を祝う大切な儀式
日本古来の伝統行事である鏡開き。
鏡開きで割ったお餅をアレンジして食べる過程で、「おかき」という言葉が生まれました。
2026年の鏡開きには、ぜひおかきを使ったお料理も楽しんでくださいね。
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